【重要】かつては予約不要・先着順の無料野営場だったが、現在は「RECAMP 砂湯」としてリニューアルされ、区画サイトは事前のWeb予約・電話予約が必要な有料キャンプ場に移行している。訪問前に必ず公式サイトで最新の予約状況を確認したい。また、風が止む夕暮れ時にはユスリカが数万匹規模の蚊柱を作って襲来するため、メッシュシェルターは実質必須。ヒグマの生息域でもあり、食料は完全に車内へ撤収する必要がある。
開設直後の3月上旬〜5月はまだ底冷えする日が多く、湖からの冷気で朝晩は厳しく冷え込む。防寒装備は必須。
道東らしい快晴の日中と、夕暮れの無風時間帯に発生するユスリカの蚊柱が同居する季節。日中は湖水浴やSUPが楽しめるが、虫対策なしでは過ごせない。
虫の活動が落ち着き、藻琴山の紅葉と静かな湖面を楽しめる好シーズン。朝晩の冷え込みは夏以上に急速になるため防寒着を。
営業期間は例年10月末までで、積雪期の冬キャンプは想定されていない。冬は結氷した湖面が神秘的な景観になるが、キャンプ場としては休業期間。
総評として、屈斜路湖東岸に位置するこのキャンプ場最大の魅力は、湖畔の砂浜を掘るだけで自分だけの温泉「マイ露天風呂」を作れるという、他では味わえない野遊び体験にある。朝の無風の湖面でのSUPや、夜の満点の星空と合わせて、絶景・野湯・カヌーを求めるキャンパーにとって北海道屈指の聖地と言える。
一方で重要な変化として、以前は予約不要・先着順の無料野営場だったこの施設は、現在「RECAMP 砂湯」としてリニューアルされ、区画サイトは事前のWeb予約・電話予約が必要な有料システムに移行している。「予約不要で数百円」という情報のまま訪れると現地で戸惑う可能性があるため、訪問前に必ず公式サイトで最新の料金・予約方法を確認しておきたい。
また、風が止む夕暮れ時にはユスリカが数万匹規模の蚊柱を作って襲来するため、メッシュシェルターなしでの滞在は現実的ではない。加えてヒグマの生息域でもあり、食料の車内撤収は徹底が必要だ。絶景と野湯という圧倒的な魅力と、予約制への移行・ユスリカ・ヒグマという3つの現実的なハードルを踏まえた上で計画したいキャンプ場である。
駐車場の事情は数字で見るとより深刻だ。RECAMP砂湯は国有地内にあるため車の場内乗り入れ自体が法律上禁止されており、駐車場はキャンプ場と道路を挟んだ反対側に設けられている。そのため荷物はリヤカーに積み、道路を横断してサイトまで運ぶ必要があり、混雑時にはリヤカーの数が足りず順番待ちになることもあるという。また2025年秋からは、道具を持たずに宿泊できるエアテント泊のグランピングプランが新設されており、以前の無料野営場時代とは利用の裾野が大きく変わりつつある施設でもある。
湖畔キャンプ場という括りでは達古武オートキャンプ場(本サイトFIELD REPORT No.54)、絶景・予約の激しさという点では星に手のとどく丘キャンプ場(本サイトFIELD REPORT No.52)と比較すると特徴が際立つ。
※以前は予約不要でしたが、現在はRECAMPの運営に移行し、区画サイトはWeb予約・電話予約制(TEL:015-484-2254)です。訪問前に必ず公式サイトで最新の料金・空き状況をご確認ください。