キャンプ場に至る道は、すれ違い困難で見通しの悪い急カーブが連続する、いわゆる「酷道」です。大型車や車高の低い車、運転初心者には強くおすすめできません。また、以前は完全無料でしたが、現在は総社市観光プロジェクト課への事前申し込みが必要です。訪問前に必ず公式ページから申請しておきましょう。
山あいの立地のため、春先は朝晩の冷え込みが残ります。防寒着に加え、雨天時のぬかるみにも備えておきましょう。
アカマツ林の木陰が心地よい、避暑地としての魅力が際立つ季節です。ただし夕立でぬかるみやすくなるため、レジャーシートやグランドシートの準備がおすすめです。
日没とともに急激に冷え込むため、底冷え対策としてコットや冬用シュラフを準備しておくと安心です。空気が澄み、瀬戸内海の眺望もより楽しめる季節です。
標高が高く、冬季は積雪や路面凍結のリスクがあります。酷道での凍結はさらに危険度が増すため、冬場の訪問は避けるか、事前に路面状況を入念に確認しましょう。
岡山県総社市の高間山山頂付近にある「高間キャンプ場」は、アカマツ林に囲まれ、晴天時には瀬戸内海や大山まで見渡せる展望が自慢のキャンプ場です。かつては完全無料の野営地として愛されており、現在も総社市への事前申し込みのみで利用できる、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。
その一方で、この絶景と無料利用の代償として「酷道」と呼ばれる過酷なアプローチ路が立ちはだかります。すれ違い困難な急カーブが連続する道は初心者には勧められません。トイレも昔ながらの簡素な設備で、周辺に店も入浴施設もないため、買い出しと事前準備を怠ると厳しい野営となってしまいます。
裏を返せば、酷道と最低限の設備を許容できるベテランキャンパーにとっては、静かな森と絶景を無料で独占できる貴重なフィールドです。直火跡も見られる野趣あふれる雰囲気は、高規格キャンプ場では味わえない魅力と言えそうです。
この施設で見逃せないのが、雨天時にも使える山小屋風の木造休憩所(コミュニケーションハウス)です。10張り程度のテントを室内に設営できるとされ、酷道を登った先で雨に降られても野営を諦めずに済むという、実用面での心強いポイントになっています。また、テントサイトは上段と下段に分かれており、上段は瀬戸内海や大山を望む展望重視、下段は炊事棟に近い利便性重視という住み分けがあるようです。到着したら両方を見比べて、自分の目的に合った区画を選ぶのがおすすめです。
同じ「秘境・格安」タイプとしては、津山市の阿波森林公園キャンプ場や、井原市の天神峡キャンプ場が近い存在です。どちらも野営スキルが試されるフィールドですが、水辺か高台かでリスクの性質が異なります。
※こちらは総社市公式の申込ページです。利用の際は事前にフォームからの申請が必要です(問い合わせ:総社市観光プロジェクト課 0866-92-8277)。