日本最大の人工湖に抱かれた、カナダのような絶景と極限の試練
朝靄に包まれた湖面は言葉を失う美しさだが、日本一の極寒地としても知られ、8月でも夜は10度を下回ることが珍しくない。ヒグマの生息密度が極めて高い地域で、過去に同エリアで獣害事故も発生しているため、食料・ゴミの完全な車内密閉は命に関わる絶対ルール。初心者・怖がりな人には利用を強く推奨しない。
野鳥のさえずりで賑やかになる季節だが、極寒地のため雪解けが遅く、朝晩の冷え込みはまだ厳しい。
日本一の極寒地として知られ、8月でも夜は10度を下回ることが普通にある。ダウンジャケットや冬用シュラフが必須。ユスリカ・アブの発生ピークとも重なる時期。
虫の勢いが落ち着き、静けさと澄んだ星空を堪能できる時期。ただし朝晩の冷え込みは夏以上に厳しくなるため、防寒装備はさらに強化したい。
夏季営業は10月下旬で終了。以降は極寒地のため一般キャンプは行われず、ログキャビンのみ冬季ワカサギ釣り向けに営業する。
朱鞠内湖畔キャンプ場は、日本最大の人工湖「朱鞠内湖」のほとりに広がる、カナダやフィンランドを思わせる圧倒的スケールの秘境キャンプ場だ。複雑な入り江と原生林に囲まれた景観は、幻の魚イトウを狙う釣り人やソロキャンパー・野営好きにとっての聖地となっている。
第1〜第3までサイトがあり、車を横付けできる林間や湖畔ギリギリのエリアなど、好きな場所を自分で選んで設営できる自由度の高さが魅力だ。指定袋によるゴミの分別回収やコインシャワーなど、秘境ながらNPO法人による運営努力で最低限のインフラは確保されている。
一方で、日本一の極寒地として知られ、8月でも夜は10度を下回ることが珍しくなく、ヒグマの生息密度も極めて高い地域だ。過去に同エリアで獣害事故が発生していることもあり、食料・ゴミの完全な車内密閉は文字通り命に関わる絶対ルールとなる。無風の夕暮れにはユスリカの大群も発生する。すべての試練を受け入れられる玄人キャンパーだけが、その先に広がる圧倒的な絶景と静寂にたどり着ける。
朱鞠内湖畔キャンプ場は「予約不要・受付順」というシンプルな運用だが、現地の実情を調べるとクセがある。受付時間は8:00〜17:00で、第2・第3サイトは完全に早い者勝ち。湖畔ギリギリの人気区画を狙う常連は、前泊者がチェックアウトする午前中のタイミングを見計らって空きを待つのが定石になっているという。また、場内で販売される薪はシーズン中に一度売り切れて販売休止になる年があり、過去には10月まで入荷が止まった例もある。焚き火予定なら幌加内や名寄で薪を調達してから向かう方が確実だ。ログキャビンはキャンプサイトと異なりチェックイン15:00〜17:00・要予約という別ルールなので、宿泊形態ごとに条件を確認しておきたい。
同じ「原生林に囲まれた秘境の湖畔」という条件でよく並べて語られるのが、北見市・津別町境にあるチミケップ湖キャンプ場だ。どちらもヒグマの生息域に近く、周辺に店が一切ないため事前の買い出しが必須という共通点を持つが、中身はかなり違う。
※こちらは朱鞠内湖公式サイトのキャンプ場情報ページです。第2・第3サイトは予約不要、第1サイトやログキャビンは要予約(NPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター 0165-38-2101)。