お湯が出る・超清潔・札幌市内。されど700mのリヤカー坂道が試練の高規格キャンプ場。
オートサイトがなく、駐車場からサイトまで約700メートルの未舗装の坂道を貸出のリヤカーで運ぶ必要があり、「北海道屈指の地獄の荷物運び」と評されるほどの体力勝負になります。荷物の徹底的な軽量化が攻略の鍵です。また札幌市内とはいえ山奥のためヒグマのテリトリーであり、出没による閉鎖リスクも常にある点は理解しておきましょう。予約も通年で激戦区です。
標高が高く市街地より気温が3〜5度低いため、春先は特に冷え込みが厳しい。雪解け後は700mの搬入路がぬかるみやすく、荷物運びの負担が増す点にも注意したい。
夜は市街地より涼しく快適に過ごせる一方、ヤブ蚊やブヨなど虫は多め。深い森の中で札幌市内とは思えない静けさと自然を満喫できる季節。
紅葉が美しく森林浴には最高の季節だが、朝晩は極寒レベルまで冷え込むこともあるため防寒着は必携。
通年営業のため冬キャンプも楽しめ、星空テントの中で薪ストーブにあたれると評判が良い。荷物の搬入は冬季用のソリに切り替わる。
定山渓自然の村は、お湯の出る炊事場、暖房便座付きの高規格トイレ、通年営業という充実した設備を、札幌市内という立地でありながら味わえる特異なキャンプ場です。子供向けの自然体験プログラムも豊富で、初めてキャンプに挑戦するファミリーにも安心感があります。
一方で、その快適さを享受するためには「駐車場からサイトまで700mの未舗装の坂道をリヤカーで運ぶ」という肉体的な試練を乗り越える必要があります。翌日全身筋肉痛になったという声も珍しくなく、荷物の軽量化は必須の攻略ポイントです。またヒグマのテリトリーである点も、事前に理解しておくべき重要な事実です。
総合的には、「お湯が出る・超清潔・札幌市内」というメリットを最優先するファミリーや高規格志向のキャンパーには非常に相性が良い一方、荷物運びの体力に自信がない方や足腰に不安がある方には、ハードルが高いキャンプ場と言えます。
公式サイトの利用案内には、花火が線香花火などの手持ち花火も含めて完全禁止と明記されています。焚き火が楽しめる北海道のキャンプ場では珍しい厳格なルールで、夏の思い出づくりに花火を予定している家族は要注意です。また冬季は一晩で積雪が40cmを超えることもあり、早朝に村内を除雪車が回るため、その音で目が覚めたという声もあります。予約の取り消しルールも独特で、利用日を含まない6日前の午後5時までに連絡しなければ、施設使用料全額の支払いが発生する規定になっています。通年で予約が埋まりやすい人気施設だけに、日程が流動的な人は早めの判断が求められます。
北海道内で同じ「高規格・ファミリー」タグを持つ施設としては、洞爺湖畔の「グリーンステイ洞爺湖」が近い比較対象になります。同じ高規格路線でも、営業期間・料金・搬入のしやすさで方向性がはっきり分かれる2つの施設です。
※予約は電話のみです(定山渓自然の村 管理センター:011-598-3100、受付時間9:00〜17:00)。利用日の2か月前の同日から受付が始まります。