函館裏夜景を独占する天空の特等席。ただし、テントを崩壊させる暴風との死闘が待つ。
函館裏夜景を独占できる絶景が最大の魅力だが、最大の警戒点は「狂ったような強風」。遮るものが一切ない高原のため、下界が無風でもここだけ暴風が吹き荒れる日が多く、安いテントや短いペグは高確率で崩壊する。標高500mによる夜間の冷え込みも厳重な対策が必要。
開設期間は例年6月1日から。それ以前の時期は営業前で、高原はまだ肌寒く防寒対策が欠かせない。
標高500mのため函館市街地より気温が3〜5度低く、夏でも夜間はフリースが必須。無風の日は虫対策も必要で、混雑もピークを迎える。
10月末で営業終了。紅葉と函館裏夜景が同時に楽しめる季節だが、閉場間際は朝晩の冷え込みが夏場よりさらに強まる。
11月〜翌5月末は営業期間外で完全閉鎖。積雪により高原への道自体も利用できなくなる。
きじひき高原キャンプ場は、標高約500mの山腹からテントを開けた瞬間に函館裏夜景がバーンと広がる、道南屈指の天空の野営場だ。函館山、津軽海峡、大野平野から駒ヶ岳までを見渡せるパノラマは、函館山の展望台に行かずともこの絶景を独り占めできるという圧倒的な体験を提供してくれる。
しかしその代償は決して軽くない。遮るもののない高原ゆえ、下界が無風の日でもここだけ暴風が吹き荒れることがあり、安いテントや短いペグは高確率で崩壊する。標高由来の冷え込みも厳しく、夏でも夜はフリースが手放せない。さらにカラスが上空から常にキャンパーの食料を狙っている点も見逃せない。
総合すると、絶景夜景とロマンを求める旅人にとってはSSランクの聖地だが、風対策ができない初心者にとっては評価がFランクまで転落するとの厳しい声もある。鍛造ペグと強靭なテントを持参し、風を読み切った者だけが最高の夜を過ごせる場所だ。
公式サイトには明記されていないが、場内は管理人が24時間常駐しており、ゲートは21:00から翌6:30まで閉鎖される。深夜到着や早朝出発を考えている旅人は、この時間帯をまたぐ出入りができない点に注意したい。また、車を横付けできるオートサイトは全体で約10張分のみで、残る約90張分は車両乗り入れ不可のフリーサイトとなる。特に見晴公園へ向かう斜面は棚田状に整地されており、上段に上がるほど眺望は良くなるが、テントまでの荷物運びはそれなりの労力を要する。さらに管理棟近くには花火が楽しめるエリアが設けられており、絶景だけでなく夜のアクティビティも用意されている点は見逃せない。北斗市公共育成牧場に隣接する立地のため、朝は放牧されている牛の姿が見られることもある。
北海道内で「強風対策が必須の絶景系キャンプ場」という軸で比べると、支笏湖モラップキャンプ場が好個の比較対象になる。どちらも風対策の必要度は当サイトの独自指数で90〜95%と非常に高いが、風の性質と予約方式は対照的だ。
※テントサイトは予約不要・先着順です。バンガローのみ要予約のため、ご希望の場合は管理事務所(0138-77-8381)へお電話ください。