名勝・二口渓谷沿いの秘境サイトで、渓谷美と格安な料金は魅力だが、ツキノワグマの生活圏であること、夏場は巨大なアブ・ブヨの猛攻を受けること、山深いため電波が圏外になりやすいことの三重リスクを自力で管理できる中上級者向け。利用には秋保ビジターセンターへの事前予約が必須で、営業期間も4月1日〜11月30日に限られる。
4月1日の開場直後は雪解け水で渓流の水量が多く、急な増水に注意したい時期。まだ肌寒い日も多い。
渓谷沿いで気温自体は涼しいが、最凶クラスのアブ・ブヨが本格的に活動する時期。天候急変によるゲリラ豪雨と急な増水にも最大級の警戒が必要。
二口峡谷屈指の紅葉が楽しめる時期。朝晩は冷え込むため防寒対策を。11月30日で当年の営業は終了する。
12月〜3月は閉場期間で利用不可。積雪も深いエリアのため、次シーズンの開場(4月1日予定)を待つ必要がある。
二口キャンプ場は、蔵王国定公園・二口渓谷の中にある秋保ビジターセンター管理の野営地だ。大東岳・小東岳・南面白山に囲まれた渓谷美は仙台市内とは思えないスケールで、格安な利用料もあって根強い人気がある。バンガロー12棟とテントサイトを備え、登山・釣り・ハイキングの拠点として使われてきた。
ただし現地の実態は「秘境」の名にふさわしい厳しさを伴う。ツキノワグマの生活圏であることは間違いなく、熊鈴・大音量ラジオ・食料の車内保管は義務レベルの対策だ。加えて夏場は清流と深い森が生み出す最凶クラスのアブ・ブヨの猛攻があり、対策なしでの長時間滞在は現実的でない。さらに山深い立地ゆえに電波が圏外になりやすく、緊急時の連絡手段が限られる点も踏まえておく必要がある。
営業期間は4月1日〜11月30日、利用には秋保ビジターセンター(022-399-2324)への事前予約が必須で、通年営業ではない点も見落としやすいポイントだ。渓谷美と格安料金というメリットを最大限に活かすには、熊・アブ・圏外というリスクを自力でマネジメントできる中上級者であることが前提になる。
秋保二口キャンプ場は2026年も4月から営業し、驚くほど低料金ながら予約運用はきちんとしている。入場料は高校生以上1人110円、中学生以下無料。テントサイトは9人以下用が1泊460円、10人以上用が1,100円。さらに2〜16人用のバンガローが全12棟あり、2人用なら宿泊1,100円からと非常に安い。宿泊受付は10:30〜16:30が基本で、秋保ビジターセンターの予約ページから仮予約できる。テントサイトは6区画と少なく、料金の安さに対して収容数は大きくないため、連休や紅葉期は「安いから当日でも大丈夫」と考えない方がよい。大東岳や二口峡谷の登山・ハイキング拠点で、周囲は市街地から離れた山中。価格は公営施設らしく軽いが、熊・虫・天候への備えは本格的な山キャンプ並みに必要である。
※こちらはネット予約不可のため、秋保ビジターセンター(022-399-2324・火曜定休)へお電話でご予約・お問い合わせください。営業期間は4月1日〜11月30日です。