無料で360度の大パノラマ夜景。ただし平坦地はごくわずか、突風は覚悟して臨みたい山頂サイト。
加護坊山の山頂一帯に広がる無料のフリーサイト。360度の絶景パノラマと星空が魅力だが、平坦な「一等地」はごくわずかで、遮るもののない山頂ゆえテントが煽られるほどの突風に見舞われることがある。
県内有数の「千本桜」の名所となり、花見客とキャンパーが入り乱れて駐車場すら停められないほどの混雑になる。桜狙いなら早朝到着必須。
標高224mの山頂は風が通り抜けるため蚊・ブヨの発生は麓より少なめ。ただし木陰がほぼなく日中の直射日光は強いので日除け対策を。
空気が澄み、大崎平野の夜景と満天の星空が最も美しく見える季節。虫も落ち着き快適に過ごしやすい。
積雪・凍結時は急勾配の山道がスタッドレスでも登頂困難になることがある。定休日も12〜3月は毎週月曜に変わるため事前確認が必要。
加護坊山キャンプ場は、無料で利用できる山頂フリーサイト。大崎平野を360度見渡せる立地で、夜は市街地の夜景と満天の星空を独り占めできる、宮城県北部キャンパーの聖地的存在だ。
一方で、山頂という地形上、平坦な設営スペースはごくわずかで、大半が傾斜地。さらに風を遮る木や障害物が一切ないため、テントのポールが曲がるレベルの暴風が吹き荒れることも珍しくない。長めの鍛造ペグとクロス打ちなど、本格的な耐風対策が求められる。
無料とは思えない絶景を楽しめる反面、天候の見極めと設営技術が問われるキャンプ場。斜面泊にも動じない中級者以上には特におすすめできる一方、初心者は荒天時の無理な設営を避けたい。
加護坊山キャンプ場は「無料・予約不要」だが、自由に着いてそのまま張れるわけではない。四季彩館で施設利用許可申請書を記入してから利用する方式で、受付は4〜9月が10:00〜17:00、10〜3月は10:00〜16:00。15:00以降はキャンプ場側で受付する場合もあるが、時間外や定休日の申請は受け付けない。さらに車・バイクはサイトへ入れず第二駐車場に置き、荷物は階段または遊歩道から搬入する必要がある。山頂や第二駐車場脇の丘、彼岸花群生地は設営禁止で、焚き火も20:30頃までが目安。無料という言葉から想像する「完全フリー運用」とは逆で、受付・搬入・設営場所のルールを守ることが前提のキャンプ場だ。
同じ宮城県で芝生と山の開放感を味わうなら「グリーンパーク不忘」が比較対象。加護坊山は無料の絶景型、不忘は有料だが車横付けと体験施設を備える複合型である。
※事前予約は不要です。現地の「加護坊四季彩館」受付にて利用申請書をご記入ください(受付時間:4〜9月 10:00〜17:00、10〜3月 10:00〜16:00。定休日:4〜11月は第一月曜、12〜3月は毎週月曜〈祝日の場合は翌日〉)。