旧小学校跡地に源泉掛け流し温泉。移動ゼロの至福と、辿り着くまでの酷道が同居する秘境フィールドです。
川を挟んでコテージ・テントサイトと、旧小学校の校舎を活用した宿泊棟が並ぶ、龍神村の山深いキャンプ場です。管理棟を兼ねる温泉館があり、川遊びで冷えた体をすぐ温められるのが最大の魅力ですが、その代わりに周辺にはコンビニもスーパーもなく、電波もキャリアによっては圏外になりがちです。龍神村へ至る道は道幅の狭い区間が続くため、運転には余裕を持って臨んでみてくださいね。
標高のある山あいのため、日中は暖かくても朝晩はまだ冷え込みやすい時期です。新緑がきれいな一方、川の水温はまだ低めなので、川遊びをする場合は防寒具を用意しておくと安心です。
下界が猛暑でも、標高と山の地形のおかげで夜間は20度前後まで冷え込むことがあるようです。薄手の長袖やブランケットがあると快適に過ごせそうです。紀伊半島特有の突然のゲリラ豪雨に見舞われる確率も高いため、雨天撤収を見越した大きめのゴミ袋(ドライバッグ代わり)を持っておくと安心です。
紅葉が美しい季節ですが、朝晩の冷え込みは夏よりさらに強まります。開設期間は10月末までとなっているため、訪れる際は最終営業日を事前に確認しておいてくださいね。
11月〜3月は休業期間にあたるため、そもそも利用できません。開設期間(4月〜10月)を必ず確認してから計画を立ててみてください。
丹生ノ川の上流にあるこのキャンプ場は、川を挟んでコテージ・テントサイトと、廃校になった小学校を活用した宿泊施設が広がる、ちょっとユニークな構成が魅力です。管理棟を兼ねる「ヤマセミの湯」は源泉掛け流しで、川遊びのあとにそのまま温まれる立地は、他のキャンプ場にはあまり見られない強みだと言えそうです。
一方で、辿り着くまでの道のりは決して楽ではありません。龍神村へ向かう道は狭い区間や見通しの悪いカーブが続き、周辺には買い出しできる店もほとんどないため、事前の物資調達が欠かせません。電波も場所によっては圏外になりやすく、スマートフォンに頼った行動はしづらい環境です。
「移動ゼロの温泉」と「清流での川遊び」という魅力と、「運転の負担」「買い出し不可」「圏外リスク」という代償を天秤にかけたうえで選びたい、運転に慣れたキャンパー向けの秘境系キャンプ場という印象です。
このキャンプ場の料金体系は、入場料・駐車料・サイト使用料・宿泊施設利用料がそれぞれ別立てで加算される作りになっています。一般的な「1区画いくら」という表示だけを見て予算を組んでしまうと、受付で合計額が思ったより膨らんで驚くことがあるかもしれません。人数分の入場料や駐車料も忘れずに見込んでおくと安心です。また、支払いは現金が基本になっている可能性が高いので、キャッシュレス決済に慣れている方ほど、小銭や千円札を多めに持参しておくことをおすすめします。旧小学校の校舎を活用した宿泊棟は、教室や廊下の面影が残るユニークな造りになっており、廃校ならではの雰囲気を楽しみたい方には特に相性が良さそうです。
和歌山県内には、同じく廃校を活用した秘境系キャンプ場がいくつかあります。ここでは「小口自然の家キャンプ場」と「そうがわキャンプビレッジ」の2施設と比べてみます。温泉の有無やアクセスの厳しさで、選び方の参考にしてみてください。
※こちらはネット予約は不可のため、電話番号(0739-78-2616)から直接お問い合わせ・お申し込みください。