断崖絶壁の県道を越えた先に待つ、天然温泉と満天の星空。南アルプス最深部の秘境オートキャンプ場。
井川湖畔の美しさと天然温泉が魅力の秘境サイトですが、最大の関門はアクセス。静岡市街地からは、すれ違い不可能な1車線の断崖絶壁路や見通しの悪い急カーブが数十キロ・約2時間続きます。運転初心者や大型車・車幅の広い車での訪問は避け、対向車が来た際のバック技術も必須です。
標高約700mのため市街地より涼しく、朝晩の防寒着が必須です。営業開始は4月第4土曜からで、残雪や凍結が残る時期はアクセス県道の走行にも普段以上に注意したいところです。
標高効果で市街地より5度以上涼しく、避暑にも最適な快適さです。井川湖でのカヌー体験や川遊びも楽しめる、1年で最も人気が集まるシーズンです。
紅葉が美しい一方、朝晩は急激に冷え込むため防寒対策が必要です。台風や大雨の後は唯一のアクセス県道が土砂崩れ等で通行止めになり、物理的に孤立するリスクもあります。
例年12月から4月中旬頃まで冬季休業となり、そもそも利用できない期間です。営業再開後すぐの残雪・路面凍結にも要注意です。
南アルプス井川オートキャンプ場は、「アクセスの過酷さ」さえ乗り越えれば、極上の天然温泉、美しい清流、満天の星空が待っている秘境の楽園です。すれ違い困難な断崖絶壁路が数十キロ続く道のりは決して大げさな表現ではなく、訪れる人をきちんと選ぶキャンプ場と言えそうです。
運転の過酷さという大きなフィルターがかかっているためか、マナーの悪い騒がしい利用者は少なく、静かに大自然と温泉を楽しみたい熟練キャンパーが集まる傾向にあるようです。目の前を流れる井川湖・大井川源流の水は南アルプスの雪解け水でエメラルドグリーンに輝いていて、息を呑むほどの美しさだという声も多く聞かれます。
運転スキルに自信があり、徹底した事前の買い出し準備ができる中級者以上にとっては、何度でもリピートしたくなる最高のキャンプ場になりそうです。逆に、アクセス路を甘く見ると、途中で引き返したくなるほどの「険道」であることは、しっかり肝に銘じておきたいポイントです。
井川オートキャンプ場は全41区画がAC電源付きですが、サイトサイズは5m×7mとやや小ぶりで、キャンピングカー専用区画は用意されていません。大型車での訪問を考えている場合は事前に管理者へ確認しておくと安心です。場内併設の「井川赤石温泉」は営業時間が13:00〜18:00(最終受付17:40)と短く、チェックイン直後に入りそびれると翌日まで温泉に入れないタイミングも生じ得ます。また近年は井川地区も人気アニメ「ゆるキャン△」とのコラボ企画でノベルティ配布などが行われることがあり、静岡市が推す「オクシズ」エリア全体で聖地巡礼的な楽しみ方をするファンも見られるようです。
同じ静岡県内の山岳系キャンプ場として比較したいのが、菊川市最高峰にある市営の「火剣山キャンプ場」です。どちらも山道アクセスが課題になる施設ですが、価格帯と設備の充実度は対照的です。
※ご利用日の3ヶ月前より、オンライン予約システム「オクシズばった」から予約可能です。問い合わせは054-260-2322まで。