秘境・絶景・極上温泉と引き換えに挑む、ハイリスク・ハイリターンの奥只見
荒沢岳・越後駒ヶ岳の山麓に抱かれた秘境の絶景と場内温泉は日本屈指のコスパだが、夏の銀山平は「オロロ(イヨシロオビアブ)」という吸血アブの大群が発生することで全国的に有名。加えて周辺数時間はお店が一切なく、熊の生息地でもあるため相応の準備と覚悟が必要。
営業開始は例年6月1日から。オロロの発生前で、山菜や新緑を楽しみながら比較的快適に過ごせる狙い目の時期。
7月下旬〜8月下旬がオロロのピーク。市街地が34℃でもキャンプ場は27℃前後と涼しいが、虫対策なしでは外に出られないほどの過酷さになる。
オロロが落ち着き紅葉も美しい、最もおすすめのシーズン。ただし朝晩はかなり冷え込むため防寒着は必須。
豪雪地帯のためアクセス路が通行止めとなり、キャンプ場自体が営業期間外(例年10月末〜11月頭で閉鎖)になる。
銀山平キャンプ場は、荒沢岳・越後駒ヶ岳の山麓、奥只見湖のほとりに広がる秘境のキャンプ場だ。広大な芝生サイト、澄んだ星空、そして場内温泉「かもしかの湯」まで揃ったこのロケーションは、日本のキャンプ場でもトップクラスの満足度を誇る。
だが、その代償として受け入れるべきリスクも大きい。夏場は「オロロ」と呼ばれる吸血アブの大群が発生し、対策なしでは外での活動もままならない。加えて周辺に店は一切なく、熊の生息地でもあるため、食料計画と残飯管理は徹底が求められる。アクセスも全長18km超のトンネルか険しい峠越えのどちらかで、運転にはかなりの注意が必要だ。
これらのハードルさえ乗り越えれば、他では味わえない秘境体験が待っている。真夏を避けた初夏や初秋の利用が最もおすすめだ。
銀山平キャンプ場のチェックイン受付時間は、独立した時間帯ではなく併設温泉施設「かもしかの湯」の営業時間と連動しており、月によって最終受付時刻が異なる(6・9・10月は16時30分など)。到着時間を決める際は、キャンプ場そのものではなく温泉施設の営業カレンダーを確認する必要がある、他ではあまり見ない運用だ。場内から続く「万年雪遊歩道」は例年7月上旬に営業を開始し、10月下旬頃に閉鎖される季節限定のコースで、真夏でも残る万年雪を間近に見に行ける。国道352号・奥只見シルバーラインは通行止め情報が随時更新されており、訪問前に最新の交通状況を必ず確認したい区間だ。
同じ魚沼市内で登山拠点として使われる高原キャンプ場としては、平ヶ岳の登山口にある鷹ノ巣高原キャンプ場も挙げられる。銀山平が温泉付きの快適な拠点であるのに対し、鷹ノ巣高原はより簡素な設備でひたすら登山に集中したい人向けだ。
※公式サイトからオンライン予約が可能です(来場日の6日前まで)。直前のご予約はお電話(025-795-2448/受付10:00〜16:30)にて承っています。