このキャンプ場は「騒ぎたいグループキャンパー」を徹底的に排除しています。音楽再生禁止(スマホスピーカー含む)、夜21時からのクワイエットタイム厳守、大声での談笑禁止という軍隊レベルの静粛ルールが敷かれています。さらにサイトへの車の乗り入れができず、駐車場から一輪車等で荷物を運搬する手運びの苦行が伴います。「湖畔の波打ち際」と「深い森の中」という虫にとっての最高のオアシスでもあり、夏場は蚊・ユスリカ・最凶のブヨが凄まじい勢いで襲来します。
グリーンシーズンの始まりで、湖畔の新緑と穏やかな気候が心地よい時期。テントサイトの整備も本格化する。
標高約760mの湖畔は平地と変わらず暑くなり、熱中症対策が必須。山と湖から吹き抜ける突風が発生することもあり、ペグダウンを怠るとタープが湖に飛ばされる悲劇が起きる。
過ごしやすい気候となり、静かな湖畔でゆったり過ごすには絶好のシーズン。
冬季はテントキャンプではなく、ドーム船での氷上わかさぎ釣り体験に営業形態が切り替わる。キャンプ利用を考えている場合は事前に営業形態を確認しておきたい。
SUPやカヌーといったウォーターアクティビティの聖地でありながら、「絶対的な静寂」をキャンパーに約束する大人のための湖畔キャンプ場。音楽再生禁止、21時からのクワイエットタイムという軍隊レベルのルールで、夜まで酒を飲んでワイワイ騒ぎたいグループには確実にミスマッチとなる施設である。
「大型テントの設営不可」「荷物の手運び地獄」「仮設トイレ」「虫の猛威」というハードルも決して低くない。特に湖畔と森という虫にとって最高の条件は、夏場は覚悟が必要なレベルである。
これら全てを許容し、装備を極限まで削ぎ落とし、ただ波の音と焚き火だけを静かに愛せる本物のキャンパーにのみ、他では味わえない至高の時間が提供されるフィールドである。
施設は元々「木崎湖海ノ口キャンプ場」という名称で、現在の「POW WOW」体制になってからリニューアルされた経緯がある。サイトは100m×80mというコンパクトな敷地に段々畑状に点在し、大きさはS〜LLまで幅がある。湖畔側の区画は見晴らしが抜群な一方でトイレ・駐車場から遠くなり、駐車場側の区画は荷運びが楽な代わりに湖からは離れるというトレードオフがあるため、荷物量と景色どちらを優先するかで選ぶ区画が変わってくる。また場内には湖畔で楽しめるアウトドアサウナも用意されており、サウナ後はそのまま湖にダイブする「ととのう」体験ができる点は、静粛ルールと並ぶこの施設の隠れた魅力だ。
「不便さを楽しむ玄人向け」という共通項を持つキャンプ場としては、木曽郡大桑村の阿寺渓谷キャンプ場が挙げられる。また同じ水辺のキャンプ場として、上田市のミノワ・リバーサイドオートキャンプ場とも客層の違いが際立つ。
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