予約不要・直火OKの自由な高原サイト。その代償はアブ・ブヨの猛威と夜の急冷、そして悪路。
予約不要・先着順のオートフリーサイトで、直火も可能な自由度の高さが最大の魅力。しかしその裏では、夏場のアブ・ブヨの猛威、標高1,171mゆえの夜間の急激な冷え込み、そしてキャンプ場までの悪路アプローチという3つの厳しさが待ち受けている。装備と心構えのない初心者が気軽に挑むと痛い目を見る、中級者以上向けのフィールドだ。
営業開始直後の4月下旬〜5月は山道に残雪が残ることもあり、夜間はまだ冷え込む。虫の発生はまだ少なく、比較的静かに過ごせる貴重な時期。
アブ・ブヨの最盛期で、防虫対策なしでは地獄と化す。標高1,171mで日中も過ごしやすいが、日没後は15度を下回るほど冷え込み、ゲリラ豪雨や雷雨も発生しやすい。
虫が減って過ごしやすくなる狙い目シーズン。カラマツの黄葉が美しい一方、朝晩の冷え込みは夏よりさらに強まるため防寒着は必須。
営業期間は2026年4月25日〜11月3日(宿泊は11月2日夜が最終)で、冬季は閉鎖される。
戸隠イースタンキャンプ場最大の魅力は、予約不要の先着順制と直火OKという、今どき珍しいほどの自由度の高さにある。思い立ったらすぐに向かえる身軽さは、しがらみの多い高規格キャンプ場にはない開放感を生んでいる。
一方でその自由には「完全な自己責任」という代償が伴う。標高1,200m級の高原ゆえアブ・ブヨの猛威は凶悪で、夜間は一気に気温が下がり秋口並みの防寒着が必要になる。加えて場内へのアプローチ道路は急勾配のヘアピンが続く悪路であり、車高の低い車には厳しい環境だ。
強力な虫よけ装備、防寒着、そして頑丈な鍛造ペグを揃えた中級者以上のキャンパーにとっては、戸隠の雄大な自然を存分に味わえる最高のフィールドとなる。逆に「何でも揃った快適さ」を求める初心者がレジャー気分で臨むと、虫と寒さに心が折れかねないため、対象を選ぶキャンプ場と言える。
県道を挟んだ向かいには「戸隠キャンプ場」という紛らわしい名前の別施設があり、受付・管理棟は実はそちら側にある。カーナビで「戸隠キャンプ場」と検索して来場し、後から施設違いに気づいたという報告もあるため、予約前に施設名の表記を必ず確認したい。また周辺ではツキノワグマの出没情報もあり、食料や残飯の管理と森の奥へ近づかないよう注意喚起されることがある。直火は可能だが、焚き付け用の枯れ枝や石は場内にほとんど落ちていないため、薪や焚き火台は持参が前提と考えたほうがよい。かつて向かいの「戸隠キャンプ場」の常連だったが、今はイースタン側に乗り換えたというキャンパーの声も見られ、静けさを求めるリピーターに支持されている一面もうかがえる。
戸隠イースタンキャンプ場と同じ「虫害レベル5」の洗礼を受けるキャンプ場としては、野尻湖畔の湖楽園キャンプ場が挙げられる。またアプローチの過酷さという点では、陣馬形山キャンプ場も同様の洗礼を受ける存在だ。装備と覚悟次第で評価が大きく変わるタイプの施設同士と言える。
※オートフリーサイトは予約不要・先着順です。AC電源サイトやバンガロー等はWEB予約(本ページ内の予約リンク)・電話(026-254-2125/8:30〜16:30)・メールで受付しています。