総面積30万坪、7つのゾーンで表情が変わる渓流キャンプ場。当たり外れの見極め方を先読みしておきたい。
総面積約30万坪、7つのゾーンに分かれる広大な敷地ゆえ、当たり外れの差が大きいキャンプ場です。特にD2ゾーンは炊事場・トイレが1か所のみで、露天風呂や売店からも距離があるため注意が必要です。電波については、SoftBank・docomoは比較的安定していますが、auはほぼ圏外になるという声が複数あります。
ゴールデンウィーク頃までは虫刺されの報告が少なく過ごしやすいとの声がある一方、暖かくなるにつれて蚊などの報告が増えてくる時期。週末は道中のすれ違い困難な区間が混み合いやすいため、早めの出発を心がけたい。
川沿いのため夏でも涼しく、水遊びには絶好の環境。ただし川の音が大きく夜間眠りづらいと感じる人もおり、暖かい時期は蚊やヒルなど虫の報告も増える。台風・大雨でもキャンセル料が発生する運用のため、天候急変時の判断は事前に確認しておきたい。
山間部にあるため日没後は照明が乏しく「真っ暗」との報告が複数あり、ヘッドライトやランタンの備えが欠かせない。標高のある渓流沿いの立地で、平地より一足早く冷え込みを感じやすい。
利用者が落ち着き、広大な敷地をゆったり使える季節。冷え込む夜も、有料の露天風呂で体を温められるのが心強い。ただし山間部のため防寒対策はしっかりと。
ウェルキャンプ西丹沢は、丹沢山系のふもと・中川川沿いに広がる約30万坪という圧倒的なスケールを誇るキャンプ場です。インディアン・A・B・C・D2・D・Eの7ゾーンに分かれ、最大700組を収容できます。端から端まで車で10分、徒歩なら20分以上という規模感からもわかる通り、一つの施設というより「街」に近い感覚で捉えたほうが実態に近いでしょう。
事前の思い込みとして「敷地が広すぎてハズレ区画がある」「ドコモ以外は電波難民」という声がありましたが、現地の声を突き合わせると実態はやや異なります。まず電波については、SoftBankが最も安定し、docomoも天候次第では良好という声が多く、圏外に近いのはauユーザーに限られます。一方でゾーンによる差は事実で、特にD2ゾーンは炊事場・トイレが1か所のみで露天風呂・売店からも遠く、木々が少ないため風の影響を受けやすいようです。
川遊びや露天風呂、焼き立てパンなど自然と食を楽しめる要素は多く、涼しい夏を過ごしたいファミリーやグループには魅力的な選択肢です。ただし、ゾーンごとの設備差、auの電波状況、そして5日前からのキャンセル料100%設定や12日以上前予約時の事前振込ルールなど、予約・支払い面での取り決めが厳格な点は事前に把握しておきましょう。
調べていて意外だったのは、ゾーンごとの「格差」が設備だけでなく販売にも表れている点です。総合受付付近では毎朝焼き立てパンの直売が行われていますが、これは即完売することもある人気ぶりで、遠いゾーンに滞在していると買いに行くだけで移動時間がかさみます。さらに口コミを辿ると、Dゾーンでは子どもがトイレに行く際に道路を横断する必要があり、大人の同伴が必須という運用上の注意点も見つかりました。「敷地が広い」という魅力の裏側で、どのゾーンを予約するかによって朝食のパンにありつけるかどうかまで変わってくるというのは、事前の口コミだけでは気づきにくい現地ならではの発見でした。
同じ「林間・渓流」タイプの施設として、東京都奥多摩町の境渓谷キャンプ場と比べてみます。どちらも川沿いの林間に位置しますが、規模とキャラクターは対照的です。ウェルキャンプ西丹沢は約30万坪・最大700組収容という桁違いのスケールで、露天風呂や売店など設備は充実している一方、ゾーンによる当たり外れが課題でした。境渓谷キャンプ場は老夫婦2人で営む小規模なバンガロー中心の施設で、対応の良さが評価されている反面、浴場はなくコインシャワーのみです。「広さと設備の充実」を優先するならウェルキャンプ西丹沢、「アットホームさと川遊び・つかみ捕り」を優先するなら境渓谷キャンプ場が向いています。
※こちらは施設公式の予約ページへのリンクです。