かつては「無料で泊まれる聖地」として知られた巾着田だが、ゴミ放置や騒音などマナー悪化を受けてルールが大幅に変更され、現在は宿泊を伴うキャンプが原則禁止。デイキャンプ・BBQ利用が中心となっている。さらに秋(9月〜10月中旬)の彼岸花シーズンはキャンプ・BBQが全面禁止になるため、訪問前の最新情報確認が絶対条件だ。
桜や菜の花が咲く行楽シーズンで、ゴールデンウィーク前後は特に混雑しやすい。急な雨による増水にも注意したい時期。
川沿いのため気温自体は比較的涼しく過ごしやすいが、大雨や台風の際は高麗川が急激に増水し河原が水没するリスクが非常に高い。上流域の天候まで含めた警戒が必須。
9月〜10月中旬は日本有数の彼岸花(曼珠沙華)の名所として観光客で賑わうが、この期間はキャンプ・BBQが全面禁止となる。訪問時期には要注意。
冬でもデイキャンプ・BBQ自体は楽しめる季節。空気が澄んで静かな川辺の景色が魅力だが、宿泊はできない点は変わらない。
巾着田キャンプ場は、高麗川の蛇行によって生まれた巾着状の河原を利用する、埼玉県日高市の人気スポット。駐車料金だけで利用できる手軽さと、都心からアクセスしやすい立地から、かつては「無料で泊まれる聖地」としてキャンパーの間で広く知られていた。
しかしゴミの放置や騒音といったマナー悪化が重なった結果、運用ルールは大幅に見直され、現在は宿泊を伴うキャンプが原則禁止(特定イベント時等を除く)に。デイキャンプ・BBQ目的の日帰り利用が主体のフィールドへと姿を変えている。
最大の警戒ポイントは、かつての「無料宿泊キャンプ場」のイメージのまま訪れてしまうこと。秋の彼岸花シーズン(9月〜10月中旬)は一切のキャンプ・BBQが禁止となるため、現在利用可能な時間帯・目的(BBQのみ可か等)を、訪問前に公式情報で必ず確認しておく必要がある。
宿泊禁止のルールは河原全体に一律ではなく、日中のテント設営・BBQが許可されているのは巾着田西側の川沿いエリアに限られる。東側には民有地が点在するため無断で立ち入らないよう注意が必要だ。また2024年8月には日高市主催の「河川利活用実証実験」として、期間限定・有料で宿泊を伴うキャンプが特例的に解禁された実績がある。あくまで自治体イベントとしての一時的な措置であり、通常時に宿泊できるわけではないが、今後もイベント形式で復活する可能性はゼロではない。さらに公式ルールでは、釣り針や釣り糸を放置すると野鳥が絡まる事故につながるため必ず持ち帰るよう明記されており、トイレの洗面所でのキャンプ食器洗いも禁止と、細かな禁止事項が多い施設でもある。訪問前に日高市や公式サイトの最新告知を確認しておきたい。
同じ埼玉県内で川沿いキャンプの選択肢として名前が挙がりやすいのが、飯能市名栗川沿いの「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」。同じ「河原」でも運営スタイルは対照的で、目的によって向き不向きがはっきり分かれる。
※こちらは巾着田の公式サイトです。宿泊キャンプ可否や彼岸花シーズンの休止期間など運用ルールが変わりやすいため、訪問前に必ず最新情報をご確認ください。場所取り等の事前予約は受け付けていません。