旧国立天文台の山頂キャンプ場。圧倒的な星空と夜景の代償は、猛烈な強風と光害への厳格な配慮。
標高約876mの完全な「山頂」に位置するため、遮るものが一切なく猛烈な強風・突風が吹き荒れるリスクが極めて高い。強風時はテントの設営自体が危険なレベルになりうる。加えて「星空観測」が主目的の施設であるため、夜間のランタンや焚き火などの光害には非常に厳しく、明るい照明でのにぎやかなキャンプは想定されていない。
山頂特有の強風はまだ強く、朝晩の冷え込みも残る。防寒と風対策を怠らずに。
標高876mの高原気候で平地より涼しく快適に過ごせる時期。7〜8月は園内のブルーベリー狩りも楽しめる。
空気が澄み星空観測に最適な季節。関東平野の夜景も一段と美しく見える時期。
12月下旬から2月末は休業期間となる(休業期間中は週末のみ宿泊予約受付)。営業期間中でも山頂の底冷えと強風は厳しく、本格的な防寒装備が必須。
【警戒ランクC】1962年開設の旧国立天文台堂平観測所を活用した、標高876mの堂平山頂に位置する特別なキャンプ場。関東平野を一望する夜景と、91cm反射望遠鏡による本格的な星空観望会(毎月第2・4金曜)が最大の魅力で、観測ドーム内の客室に泊まるという非日常体験もできる。
一方で最大の警戒ポイントは2つ。ひとつは「山頂ゆえの猛烈な強風リスク」。遮るものが一切ない立地のため、強風時はテント設営自体が危険なレベルになりうる。もうひとつは「夜間のライト使用に対する厳格な制限」だ。星空観測が主目的の施設であるため、煌々とランタンを灯して宴会をするようなキャンプは想定されておらず、天体観測の邪魔にならない配慮が徹底して求められる。
テントサイトはわずか6区画で大型テントの設営もほぼ不可能なため、風に強い小型テントと防寒着を持参し、静かに星を眺めるためのストイックなフィールドとして臨むのが適切だ。
堂平天文台ならではの発見は、この場所が単なる「星が見えるキャンプ場」ではなく、1960年代に国立天文台が「日本国内で観測に最も適した地」の一つとして選定した由緒ある観測地だという点だ。旧観測所の建屋は改装され、天文台のドーム内にある客室に宿泊することも可能で、テントサイトとは全く違う非日常体験ができる。また車を持たない人向けに、東武東上線・小川町駅からイーグルバスで「白石車庫」行きに乗り、終点から白石峠経由で徒歩で登ってくるアクセス方法も実際に利用されている(山道は長時間の登りとなるため、体力に自信のある人向け)。さらに場内には「クマ出没注意」の看板が設置されており、山頂という立地の野性味も見逃せないポイントだ。
同じ埼玉県西部エリアで比較されやすいのが、飯能市の観光農園「たいら栗園」だ。どちらも都心から日帰り圏内の体験型スポットだが、性格は対照的。本格的な宿泊・星空体験を求めるか、気軽な日帰り体験を求めるかで選び分けたい。
※こちらはネット予約は不可のため、電話(080-2373-8682)から直接お問い合わせ・お申し込みください。宿泊予約は6か月前から受付可能です。