秩父の自然と鉄道ロマンを同時に味わえる稀有なフィールドだが、駐車場から河原のサイトまでは急な坂道・階段を「完全な手持ち搬入」で運ぶ必要があり、荷物が多いファミリーキャンプには過酷。さらに頭上を渡る秩父鉄道の通過音が早朝から夜まで渓谷に響き渡るため、静けさを求める人は要注意。
渓谷の木々が芽吹き始める季節。谷間で日中は過ごしやすいが、朝晩はまだ冷え込むため防寒着があると安心。雪解けや春の長雨の時期は浦山川の水量が増えやすく、増水状況の確認は春先から習慣にしておきたい。
木陰と川の冷気で涼が取れるのが最大の魅力だが、蚊や羽虫が多く発生する時期でもある。ゲリラ豪雨や台風の通過時は浦山川が急激に増水するリスクがあるため、上流側の天候にも常に注意を払う必要がある。
秩父鉄道のSLパレオエクスプレスを紅葉と一緒に楽しめる季節で、鉄道ファンには特におすすめの時期。一方で台風シーズンとも重なるため、増水リスクへの警戒は夏と変わらず必要。
渓谷のため冷え込みが厳しく、防寒装備が必須。営業期間はおおむね3月〜12月で、1〜2月は休業期間にあたるとされるため、冬季利用を考えている場合は事前に営業状況の確認が欠かせない。
橋立川キャンプ場は、秩父鉄道・浦山口駅から徒歩5分という好アクセスと、浦山川の清流を同時に楽しめる小規模な河原キャンプ場です。電車と徒歩だけで行けるフィールドは意外と少なく、公共交通機関派のキャンパーにとっては貴重な選択肢になります。
最大の特徴は、キャンプ場のすぐ頭上を秩父鉄道の橋梁が通っていること。SLパレオエクスプレスをはじめとした列車をテントから見上げられる稀有なロケーションで、鉄道ファンにとっては聖地のような存在です。ただしその代償として、早朝から夜まで通過音が渓谷に大きく響くため、静寂を求めるタイプのキャンパーには不向きな面もあります。
もう一つの警戒ポイントは、駐車場から河原サイトまでの搬入経路です。急な坂道と階段を下る必要があり、車の横付けができないため、大荷物のファミリーキャンプでは搬入・撤収だけでかなりの体力を消耗します。荷物の徹底的な軽量化と、電車の音を「BGM」として楽しめる心の余裕があれば、コストパフォーマンスに優れた良質なフィールドとして楽しめるでしょう。
橋立川キャンプ場から車で10分ほどの場所には、県内最大級の浦山ダムがあります。ダム内部には無料のエレベーターが設置されており、ダム上まで一気に登って周辺の山並みを一望できるほか、資料館も併設されているため、増水リスクと隣り合わせのキャンプ場である橋立川だからこそ、「そもそもこの川の水はどこから来ているのか」を学べる貴重な立ち寄りスポットになっています。また、管理人はキャンプ場に隣接する自宅から対応しているとされ、予約時に到着予定時刻を伝えておくと、坂道や階段を下りる前にサイトの様子を教えてもらえることもあるようです。荷物の搬入経路を事前にイメージしておきたい方には心強いポイントです。
同じ秩父市内で荒川水系沿いという共通点を持つのが、将門の滝オートキャンプ場です。荷物の量やアクセス手段によって、向き不向きがはっきり分かれます。
※こちらは予約サイト「なっぷ」の橋立川キャンプ場ページです。電話予約(0494-24-1367)も可能です。