昭和レトロな渓谷に直火の煙。ソロキャンプの聖地は、清潔さより野性味を選ぶ人向け。
都心から近く直火も楽しめる野営感の強いキャンプ場ですが、トイレは汲み取り式や古い水洗が混在し、設備が古めで虫も多い「虫レベル高」環境。さらにバンガロー利用の大学サークルなど若者グループが宴会をして夜間騒音が高まることもあります。清潔さを重視するファミリーよりも、ワイルドな環境を楽しめるソロキャンパーやベテラン向けの一台です。
新緑が美しく、渓谷の景観を楽しむには絶好の季節。虫の活動もまだ穏やかなうちに訪れやすい。
川沿いの谷間のため湿度が高く蒸し暑い。蚊・アブ・羽虫が最盛期を迎え、雨天時は増水にも注意が必要な季節。
場内の紅葉が見事で、埼玉でも屈指の渓谷美を楽しめる季節。過ごしやすく、虫の活動も落ち着いてくる。
谷間の地形のため底冷えしやすい。人出は落ち着き静かに過ごしやすい反面、防寒対策はしっかり準備しておきたい。
月川荘キャンプ場は、都心から近い立地で直火もできる、埼玉屈指の「ソロキャンプの聖地」。昭和レトロな雰囲気が数多くのドラマや映画のロケ地として使われてきた歴史も持つ、野性味あふれるキャンプ場です。
一方で警戒したいのは、設備の古さ。トイレは汲み取り式や古い水洗が混在し、虫も多いため、高規格キャンプ場に慣れたファミリー層にはハードルが高めです。また、バンガローを利用する大学サークルなど若者グループの宴会で夜間騒音が高まることもあり、静けさを重視する場合は事前の下調べが欠かせません。
川を挟んだ対岸サイトへは橋や手動ロープウェイでの荷物搬入となり、それなりの体力も要求されます。とはいえ、こうした「何もないけれど豊かな」ワイルドな環境こそがこのキャンプ場の魅力。清潔さより野性味を優先できるソロキャンパーやベテランには非常におすすめです。
月川荘ならではの設備として特徴的なのが、対岸のフリーサイトへ渡るための手動式ロープウェイだ。電動ではなく利用者自身がロープを手繰り、荷物やクーラーボックスを載せた台車を対岸まで引き寄せる仕組みで、初めて訪れるキャンパーは操作に戸惑うことが多い。荷物が多いファミリーよりも、身軽なソロキャンパーの方がこの一手間を楽しめる傾向にある。また、テント泊・BBQ利用は予約不要で当日ふらっと訪れられる一方、バンガロー利用の大学サークルなど団体客が電話予約で入っている週末は、対岸まで宴会の声が響くこともある。渡河の一手間と団体客の有無という、現地に来て初めてわかる2つの要素が満足度を大きく左右する。さらに嵐山渓谷は数々のドラマや映画のロケ地としても使われてきた歴史があり、案内板やスタッフの話からその昭和レトロな雰囲気の由来を知ると、ただの野営地とは違った味わいが感じられる。
同じ埼玉県内で渓流・渓谷サイトを持つ「白岩渓流園キャンプ場」と比べると、同じ「川沿いのワイルド系」でも運用ルールと料金設計の違いがはっきり見えてくる。どちらも高規格サイトの快適さより現地の自然環境をそのまま楽しむタイプの施設だが、譲れないポイントは人によって分かれるはずだ。
※テント泊・BBQのご利用は予約不要です。バンガロー・レンタルテントをご利用の場合のみ、お電話(0493-62-2250)にてご予約ください。