稲庭高原キャンプ場

風力発電の風車と満天の星空が織りなす非日常的な絶景。設営スキルが試される強風地帯の高原サイト。

人気レベル B
⚠ 事前に知っておきたいポイント

大型3基・小型6基の風車が稼働しているほどの「風が強い場所」です。強風・突風への備え(長めのペグ、強固な張り綱)は必須で、当日の風速・風向予報の確認をおすすめします。また管理人は常駐しておらず、周辺ではクマの出没情報もあるため、ゴミの持ち帰りと食料管理は徹底してください。

強風注意(風車地帯) クマ出没情報あり 管理人不在
02

現地でわかった!9つのリアル事情

料金相場無料
  • 市の施設で利用料金は無料。駐車場(60台)も無料。
ゴミ処理完全持ち帰り
  • 管理人が常駐していないため、ゴミの持ち帰りへの協力が呼びかけられている。
設営広さ開放感抜群
  • 標高約1,000m級、稲庭岳登山口の高原にある見晴らしの良い草地サイト。
  • 貴重な高山植物保護のため、サイトへの車の乗り入れは遠慮するよう案内されている。
トイレの質簡易・管理人不在
  • トイレ兼管理棟が設置されているが管理人は不在。
  • 利用者が少ない時期は虫の侵入があることも。
虫の警戒度警戒レベル3
  • 高原で自然豊かなためアブなどはいるが、風が強い日は虫が飛びにくい。
お風呂の有無場内になし
  • 場内に入浴施設はない。
  • 車で約10〜20分ほど山を下りたところにある「天台の湯」などの温浴施設を利用する。
買い出し難易度難
  • 周辺にスーパー等はない。
  • 山を登る前に浄法寺エリアや二戸市内で完全に買い出しを済ませておくこと。
電波状況普通
  • 概ね繋がるが高原特有の弱い箇所もある。
アプローチ事情舗装済みで良好
  • 山道だが道路は舗装されておりアクセスは悪くない。
  • 浄法寺ICから約15km、車で約25分。
03

シーズン・気候のリアル事情

SPRING

例年5月中旬にオープン。キクザキイチゲ、エゾエンゴサク、サンカヨウなどの高山植物が見頃を迎える一方、残雪や冷え込みがまだ残る時期でもある。

SUMMER

標高が高く夏でも比較的涼しく過ごせる。風の強い日は虫が少なくなる一方、無風の日はアブが出ることも。夜は満天の星空と巨大な風車のコラボレーションという非日常的な絶景が広がる。

AUTUMN

紅葉と展望が美しい季節だが、高原特有の冷え込みが本格化する。防寒対策をしっかりと。例年11月に降雪が始まり、10月下旬でクローズとなる。

WINTER

11月から翌5月上旬の融雪期までは積雪のため利用ができない期間にあたる。

04

総合分析レポート

稲庭高原キャンプ場は、標高1,078mの稲庭岳登山口という高原地帯にあり、視界を遮るものがないため夜は満天の星空と巨大な風車のコラボレーションという非日常的な絶景が広がります。周辺では短角牛や黒毛和牛が放牧され、大型3基・小型6基の風車が稼働する牧歌的な風景も見どころの一つです。利用者は比較的少なく、静かに過ごせる穴場感の強い施設と言えます。

ただしその魅力の裏側には、風力発電所が立つほどの「強風リスク」が常に伴います。長めのペグや強固な張り綱といった設営スキルが試される玄人向けの高原サイトであり、当日の風速・風向予報を確認したうえで、強すぎる場合は利用を見合わせる判断も必要です。加えて管理人は常駐しておらず、周辺ではクマの出没情報もあるため、ゴミの持ち帰りと食料管理は徹底しなければなりません。

場内に入浴施設はなく、車で山を下ったところにある「天台の湯」などの利用が基本です。買い出しも周辺に店がないため、浄法寺エリアや二戸市内で事前に完全に済ませておく必要があります。風車と星空のロケーションを存分に楽しむためには、事前準備の質がそのまま満足度を左右するキャンプ場です。

05

編集部が現地で気づいたこと

稲庭高原キャンプ場は事前予約が不要で、当日ふらっと訪れても利用できる自由度の高さが特徴です。ただし管理人が常駐していないぶん、登山客の緊急避難用に設置された避難小屋には畳サイズの簡易ベッドが用意されており、荒天時の心強い存在になっています。また稲庭岳山頂までは登山口から40分程度で登れる手軽さがあり、キャンプと軽登山をセットで楽しむ「ベースキャンプ」的な使い方をする人が多いのも、この高原ならではの光景です。

06

近隣の似たタイプのキャンプ場と比べると

同じ岩手県内でフリーサイト系に分類される焼地台公園キャンプ場、くずまき高原牧場キャンプ場と比べると、稲庭高原キャンプ場の「無料・玄人向け」という立ち位置がはっきりします。

焼地台公園キャンプ場格安・温泉充実で気軽
  • フリーサイト1張200円と無料の稲庭高原には及ばないが、車で5〜10分圏内に複数の温泉がある。稲庭高原のように山を下りて「天台の湯」まで行く必要はない。
  • 遊具や受付体制が整った公園型で気軽に行けるのに対し、稲庭高原は管理人不在・車の乗り入れ制限があり、玄人向けの高原サイトという性格が強い。
  • 標高はほぼ平地に近く、星空や強風地帯特有の非日常感を求めるなら標高約1,000m級の稲庭高原に軍配が上がる。
レポートを見る →
くずまき高原牧場 キャンプ場牧場体験・ハエ対策必須
  • 牛や羊とのふれあいなど体験型の魅力が強く、登山口の静かな高原という趣の稲庭高原とは方向性が異なる。
  • どちらも高原立地で虫は出るが、くずまき高原は牧場特有のハエ・アブが強敵。稲庭高原は風が強い日はむしろ虫が少ないという逆転現象がある。
  • 稲庭高原は無料、くずまき高原はテント1張数百円〜1,000円台とやや高いが、バンガローなど宿泊の選択肢の幅では上回る。
07

快適に過ごすための必読アドバイス

08

現場のリアル事情まとめ

09

独自集計データ:現地お役立ち指数

夏の暑さ・強風の対策必要度高
週末の混雑・場所取りの激しさ低
お風呂(シャワー)の使いやすさ・快適度低
虫の気になり度中
道中の運転のしやすさ(悪路の心配なし)高
10

地図

施設公式サイトで空き状況・予約を確認する

※事前予約は不要です。管理人不在の施設のため、不明点は問い合わせ先の浄法寺総合支所地域支援課(0195-38-4475)へご連絡ください。