日本海の絶景と歩いて温泉。海風・列車音・鳥の食料強奪だけ押さえれば死角なし。
徒歩数分の「ハタハタ館」で日本海を見下ろす天然温泉に浸かれる高規格オートサイト。一方で海からの吹き上げの風を直接受ける高台立地のため春秋は突風に注意。すぐ脇をJR五能線が走り観光列車の走行音が響くほか、上空のトンビや木陰のカラスが食料を狙うため離席時の管理も欠かせない。
季節の変わり目で突風が吹き荒れることがある時期。開設直後(例年4月中旬〜)はペグをしっかり効かせた設営を心がけたい。
海風のおかげでヤブ蚊は少なく快適。海水浴と温泉、リゾートしらかみの観光列車も楽しめる賑わいの季節。
秋口も季節の変わり目で突風のリスクが再び高まる。夕日が美しい季節でもあるため、風対策をした上でゆっくり楽しみたい。
冬場は環境が厳しくキャンプ場自体がクローズする(営業は例年4月中旬〜10月中旬)。
御所の台オートキャンプ場は、日本海を望む高台に整備された高規格オートサイトだ。徒歩数分の「ハタハタ館」で日本海を見下ろす天然温泉に入れる好立地に加え、車の乗り入れが可能なオートサイトで荷降ろしの負担も少なく、ファミリーや初心者にも扱いやすい。
一方で、海からの吹き上げの風をダイレクトに受ける立地のため、特に春先や秋口の季節の変わり目は突風が吹き荒れることがある。海側に向けて背を低く設営し、長めのペグでしっかり固定する工夫が求められる。さらにサイトのすぐ脇をJR五能線が走り、「リゾートしらかみ」等の観光列車の走行音が響くほか、上空を旋回するトンビや木陰のカラスが食べ物を狙うため、離席時は食料をクーラーボックスや車内にしっかり隠す必要がある。
温泉・絶景・高規格設備という三拍子を存分に楽しみつつ、海風・列車音・鳥類対策という3つのポイントを押さえれば、非常に満足度の高いキャンプ場だ。
御所の台は2026年度の営業日と料金がかなり明確で、4月15日チェックインから10月15日チェックアウトまで、予約受付は4月1日から。サイトは個別1泊3,000円、フリー1泊1,000円、キャンピングカー1泊3,500円で、別途入場料が大人200円・子ども100円となる。特徴的なのは、テントを張らず駐車場だけを利用する場合でもフリーサイト1泊1テントと同じ料金が必要と公式に明記されている点で、車中泊だけなら無料駐車場感覚で使えるわけではない。センターハウスには炊事場・トイレに加え、洗濯機1回200円、乾燥機1回100円があり、長めの東北旅行でも使いやすい。さらに隣接する「八森いさりび温泉ハタハタ館」と、JRあきた白神駅がすぐ近くにあるため、海辺キャンプでありながら温泉・鉄道観光を組み込みやすい。フリーサイトの安さだけを見るより、“1,000円台から日本海・温泉・鉄道を一つの滞在にまとめられる”ことがこの施設の本当のコストパフォーマンスだ。
同じ秋田の臨海型では、岩城オートキャンプ場は電源付き区画と道の駅の利便性、飛の崩れは無料と野営感が強み。御所の台はその中間で、フリー1,000円から使え、温泉と管理設備も確保できる“価格と快適性のバランス型”と言える。
※予約受付は毎年4月1日から開始(営業期間は4月中旬〜10月中旬)。開設期間中はキャンプ場管理棟(TEL.0185-77-2883)、期間外は八峰町観光協会(TEL.0185-76-4100)へお問い合わせください。