圧倒的な安さと深い自然。荷物運搬とヒル対策がハードルの玄人向け公営キャンプ場
オートキャンプ場ではないため、駐車場からサイトまで数百メートルの山道をリアカーや手運びで荷物を運搬する必要があります。また深い森と沢に囲まれているため、雨天時や湿気の多い日は「ヤマビル」が高確率で出没します。長靴やヒル忌避剤など万全の対策が必須です。
湿気を含んだ雨の日が増え、ヤマビルの活動が徐々に活発になり始める季節。雨天後の入場は特に警戒したい。
深い森が直射日光を遮り非常に涼しいが、湿気が高くヒルや蚊・アブが最も活発になる季節。長靴と忌避剤は必携。
ヒルの活動が落ち着き、紅葉と共に過ごしやすくなる季節。日照時間が短いためテントの完全乾燥は難しい点に留意。
ヒルや虫の心配がほぼなくなり、静かな森を楽しめる季節。ただし山間部のため防寒はしっかりと。
愛知県民の森キャンプ場は、「圧倒的な安さ」と「深い自然」を享受できる公営施設です。テントサイトは数百円という破格の安さでありながら、豊かな森林と清流に囲まれた本格的な自然体験ができる点が最大の魅力となっています。
その代償として、車を横付けできるオートキャンプ場に慣れたキャンパーには厳しい現実が待っています。駐車場からサイトまでの荷物運搬は数百メートルの山道をリアカーや手運びで行う必要があり、深い森ゆえにヤマビルをはじめとする強力な害虫への警戒も欠かせません。
ハイキングや本格的な自然体験、ボーイスカウト的な活動を目的とするストイックな層や、荷物を極限まで削ったウルトラライト(UL)キャンパー・ソロキャンパーにとっては、破格の隠れ家となる玄人向けの施設と言えそうです。
編集部が現地で気づいたのは、予約受付が「利用月の1年前の1日から」というかなり早いタイミングで始まる点です。オートキャンプ場ではなく駐車場からの荷物運搬が前提の施設ながら、1年前から予約できるという運用は、遠方からの計画的なキャンパーを意識した設計と言えそうです。また森を歩いた後の入浴先として敷地内の宿泊施設「モリトピア愛知」の大浴場が日帰り利用できる点は、装備の軽量化を優先してシャワーを持ち込まないウルトラライト志向のキャンパーにとって心強いポイントです。荷物運搬用のリアカーが用意されているとの情報もあるため、到着時に借用の可否を確認しておくと体力の消耗を抑えられそうです。
同じ奥三河エリアの愛知県のキャンプ場としては、とよねランドオートキャンプ村(豊根村)もよく比較されます。どちらも自然の濃さは折り紙付きですが、快適さのレベルがかなり違います。
※こちらは施設公式サイトの予約案内ページです。お電話でのお問い合わせは0536-32-1262まで(予約受付は利用月の1年前の1日から開始)。