標高1,375mの野辺山高原、観光牧場の一角にある予約不要のフリーサイト。動物とのふれあいと引き換えに、牧場ならではの匂いと早朝の物音を受け入れる覚悟が要る。
予約不要・当日先着順(朝9時受付開始)というシンプルなスタイルで、料金も1人1泊700円前後と良心的。動物とのふれあいや広大な芝生の開放感はファミリーに大人気だが、観光牧場である以上、牛や馬に引き寄せられるハエ・堆肥の匂い・早朝の作業音といった牧場ならではの現実は受け入れる必要がある。直火は禁止だが、無料の焚き火用ドラム缶が用意されている。
雪解け直後は地面がぬかるみやすい。標高1,375mの高原気候で朝晩の冷え込みも強く、防寒着は必須。
日中は避暑地らしい涼しさで過ごしやすいが、家畜由来のハエ・アブが活発になる季節。虫対策をしっかりと。
10月には「滝沢牧場祭」も開催され賑わう季節。夜は急激に冷え込むため、秋用シュラフと長袖の防寒着を準備したい。
長野県内では珍しい通年営業で、雪中キャンプも楽しめる。積雪時は路面凍結にも注意が必要。
滝沢牧場キャンプ場は、標高1,375mの野辺山高原に広がる観光牧場「滝沢牧場」の敷地内にあるフリーサイトだ。予約不要・当日先着順(朝9時受付開始)というシンプルなスタイルで、1人1泊700円前後という良心的な料金設定も魅力。動物とのふれあいやアイスクリーム作り体験など、牧場ならではのアクティビティも豊富で、ファミリーキャンプの拠点として人気が高い。
一方で、観光牧場でのキャンプである以上、家畜に引き寄せられるハエやアブの多さ、風向きによっては漂う堆肥の匂いといった牧場特有の現実は受け入れる必要がある。トイレは水洗式で24時間利用でき、地面も芝生でフカフカと比較的柔らかいという声が多いようだ。
直火は禁止されているが、無料の焚き火用ドラム缶が用意されており、道具立ても親切。高規格な静寂リゾートを求める層には向かないが、動物とのふれあいと大らかなアウトドア体験を求めるファミリーやソロキャンパーにとっては、コストパフォーマンスの高い野辺山エリアの拠点になるだろう。
受付は牧場敷地内にある喫茶店で行う、という運営スタイルが特徴的だ。朝9時のチェックイン前に到着した場合や、通常のチェックアウト時刻(9時)より早く出発したい場合は、受付時に渡される木札を喫茶店にかけておくという独自の仕組みが使われている。チェックインは朝9時から、チェックアウトは翌12時までとされており、実質最大27時間ほど滞在できる計算になる。先着順という緊張感の割には、退場時刻にはゆとりを持たせた設計になっている点は覚えておきたい。また場内には人懐こい猫が住み着いており、荷運び用のリヤカーも借りられるなど、牧場ならではの温かみのある運用が随所に見られる。
同じ長野県内で自由度の高いフリーサイトを探すなら、佐久市協和の「望月キャンプサイト野らら」も候補になる。滝沢牧場キャンプ場が予約不要・牧場ならではの賑やかさを持つのに対し、野ららは元牧場の静かな森を活かしたブッシュクラフト志向のサイトで、じっくり腰を据えたいキャンパーに向いている。
※こちらは施設情報ページです。事前予約は受け付けておらず、当日朝9時からの先着受付となります。お問い合わせは電話(0267-98-2222)へ。